100%能力を引き出すための
設備構成
ホッパの推奨形状
ホッパ出口形状は、輸送能力を左右する大きな要素です。
処理物の直圧を防ぎ、処理物をスムーズに流れにのせるための《背面ガイド板》、処理物の安息角θを利用して最適な位置で流れを止めるための《層厚規制板》、十分な輸送層厚を確保するための《サイドスカート》等を、最適な形状、最適な位置に設置すれば、振動輸送機の能力を100%引き出すことができます。
各部の寸法は、下表を参照してください。ただしホッパ出口での閉塞を防ぐために、A寸法は、処理物の対角寸法の5倍以上とする必要があります。また閉塞には、水分の含有量も影響します。不明な点は、当社技術部までお問合せください。
型式 | 寸法 | ||
A | B | C | |
FD-37×90 | 160 | 35 | 35 |
FD-45×90 | 230 | 35 | 35 |
FD-55×100 | 250 | 35 | 35 |
FD-65×110 | 300 | 40 | 40 |
FD-65x110H | |||
FD-80×130 | 340 | 40 | 40 |
FD-80x130H | |||
FD-95×150 | 430 | 50 | 50 |
FD-110×150 | 550 | 50 | 50 |
FD-130×160 | 590 | 50 | 50 |
FD-150×180 | 600 | 60 | 60 |
FD-180×190 | 700 | 60 | 60 |
吊り下げ方法
振動フィーダを吊り下げ方式で使用する場合、ロッドの固定は、上側をダブルナット、下側をフリーとして下さい。使用するロッドの太さは、吊り下げ金具と同等以上を基準としてください。
ロッド長さがロッド径の20倍を超える場合には、ワイヤの使用を推奨いたします。ワイヤは、6×12(JIS G3525)より素線の細いものを使用してください。
ワイヤ太さの選定基準は、以下の式を基準とし、1箇所当たり2個以上のワイヤクリップでとめてください。
ワイヤ破断強さ >(機体重量+負荷重量)÷ 4x10